ヒュグリの国のりんごの話

SOSUアシスタントとして働く元ナースから見たデンマーク

【デンマーク】今現在のコロナ対策

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こんにちは、りんごです。

 

デンマークを含め、ヨーロッパでは、一旦落ち着いていたコロナ感染者数が、また増えてきました。多くの国が、再びコロナ感染症に対する規制を強化しだしています。

今回は、今のデンマークのコロナ対策について書いてみたいと思います。

コロナ感染者数

デンマークでは、コロナワクチンの接種がすすんだ夏頃から、コロナ感染者数が今の日本のように減少し、ほぼすべての規制が緩和され、日常が戻ってきていました。

 

でも、11月より、徐々に感染者数が増え、2日程前から、コロナの1日の感染者数が1万人を超え過去最高となってしまいました。なので、12月19日からまた大幅な規制が始まります

 

コロナ対策

  • 映画館、美術館、博物館、動物園などの文化施設の閉鎖
  • 遊園地などアミューズメントパークの閉鎖
  • 飲食店の営業は23時まで
  • 屋内の人数制限   

あと少し前から、小中学校は前倒しで冬休み、テレワークの推奨、忘年会など大人数が集まるイベント中止のお願いや、スーパーや商業施設でのマスク着用義務などが開始されていました。

 

去年の今頃は完全にロックダウンしていて、ほんとスーパー以外は閉まっていたのでその頃よりは緩い規制ですが、去年に引き続き、クリスマス時期の規制開始に必要なこととはいえ、デンマーク人も落胆している人は多いです。

 

訪問介護でのコロナ対策

私の職場でも12月より少しずつ、新しい規制が開始されています。

訪問介護と老人ホームとではだいぶルールも違うみたいですが、私の働いている訪問介護では、

  • 利用者さんの自宅でのマスク着用
  • 訪問介護施設の各部屋の人数制限
  • 事務所内で座る場合は1メートル以上間隔をあける
  • 室内で人数が多くなる場合はマスク着用
  • 朝勤務開始前にコロナのセルフテストの義務
  • ワクチン2回接種済の人は、週1回のPCRテストの義務化
  • ワクチン未接種の人は72時間以内のPCR陰性証明の義務化

これが、ここ最近始まった規制です。

ちなみにPCRテスト場は施設内にあり、無料で受けることができます。

 

マスク着用義務については、日本より緩いと思います。書いてある以外の場面では、マスクの着用義務はありません。

 

マスクについては、今は効果があるとされていますが、デンマークでは初期の頃は、コロナは主に接触感染対策だったので、手指消毒、身の回りの消毒に重点をおいていました。

1年少し前よりマスク着用が義務化され、義務化が始まった頃は医療者の中でもマスクの効果に疑問を持つ人達もいました。

今現在はマスク効果はあるという認識となり、マスクをしていたら例え感染者の近くに15分以上いても、濃厚接触者にはなりません。

 

職場で濃厚接触者又は陽性になった場合

私の職場では、濃厚接触者となった場合でも、無症状で、ワクチンの2回接種が済んで14日以上経過していれば、そのまま仕事を続けます。PCRテストは、48時間後と7日目に受けます。

陽性の場合は、無症状で、ワクチン接種が済んでいれば、48時間が経過したら、仕事開始となります。

症状がある場合は、症状が治まって、48時間が経過したら、仕事を開始できます。

今ヨーロッパで感染が拡大している、オミクロン株の場合はワクチン接種に関係なく隔離が必要となります。

今のところの職場の対応はこんな感じです。

隔離が必要になった場合も、コロナ陽性のため、自宅待機や療養が必要な場合も、病欠扱いとなり、お給料は全額保証されます。

 

さいごに

日本と比べてどうでしょうか?

介護医療の仕事は、オンラインで働くことが不可能ですし、仕事の対象となる人達は、重症化リスクのある人たちばかりです。お互いに安全に、安心してお仕事できるように努めたいです。

 

今回はデンマークのコロナ対策の今について書いてみました。